自然素材ミツロウでくるくるキャンドル作り! 材料&レシピ&キャンドル

まずミツロウ(蜜蝋)って何?


みつばち
ミツバチが花の蜜を集めて作り出したハチミツを元に、体内で作り出し腹部から分泌するロウのことでミツバチの巣そのもの。
化粧品や薬、食品にも利用されています。ほんのりハチミツのような香りと黄みがかった色が特徴です。
 

みつばちの巣
日本で市販されているキャンドルのほとんどは「パラフィン」という石油精製品で作られているため、ミツロウのキャンドルはまだ珍しい存在です。


ミツロウについてもっと詳しく読む
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ミツロウシートって何?


ミツロウをうすく伸ばして、六角形の型押しをしたシート状のものです。
ミツロウシート作り方
本来は養蜂のための道具で、巣枠にセットしておくとシートの六角形に合わせてミツバチが巣を作っていきます。


写真真ん中の少し黄色っぽいシートが花粉の色が残った状態、右端のオフホワイトのシートが精製度の高い蜜蝋そのものの色です。
その他のカラフルなミツロウシートは、FDA(米国食品医療品局)が承認した食品用の染料を使用しています。ミツロウシートカラー
akarizmのミツロウシートはカナダ産で、ミツロウ100%です。
高品質のミツロウを使用しているため、香りがよく発色もよいのが特徴です。
ミツロウならではの粘度があるため、キャンドル作りの加工に適しています。


ミツロウシートサイズ感
akarizmで販売しているサイズは21〜211.5cm×10cm、厚さ約2mmで両面に六角形の立体的な型押しをしています。
このでこぼこ感がただ巻いただけのキャンドルがかわいくなるポイントです。
ミツロウシート断面



輸入ロットによって色味が違うことがあります。花粉の残り具合や精製の度合いなどによって異なる元々のミツロウの色に影響されてしまい、
一定の色をだすのが難しいためです。
下の写真はどちらもナチュラル色「蜜」のシートですが花粉の残り具合でこんなに違います。
ナチュラルミツロウシート
同じ色でも明るさが違ったり、色の濃さが違ったりします。そのため在庫限りとなる色もあります。
サンプル写真の色味とお届けの商品の色味が異なる場合があります。自然素材ならではの安定しない色について、ご了承ください。

ごくまれに色むらがあることがあります。
ミツロウシートは巻いたり重ねたりすると色が濃く見えます。
寒い時期はブルーミング現象といって表面に白い粉が吹いたようになります。
これはミツロウキャンドル独特の自然現象でロウが揮発したものです。カビではありません。
ゴム製品やチョコレートなどでもブルーミング現象がみられます。
あたためるか柔らかい布などで拭うととれます。燃焼に影響はありません。
ミツロウのブルーミング現象
左がブルーミング現象がでている状態、右がドライヤー弱でゆっくりあたためて戻した状態です。
また寒い時期はちょっとした衝撃でミツロウシートが折れたり欠けたりしやすいため取り扱いにご注意ください。
配送中など温度の低い場所に長時間置かれた場合、温かい部屋に24時間放置してから袋から取り出してください。
*作業時に手がべたべたしますが、ミツロウは保湿作用があるのでしばらくするとなじんでしっとりします。化粧品や食品にも利用されている安全な素材です。


*ミツロウシートは直射日光が苦手です。
熱によって柔らかくなり、溶けて表面がてかったりします。紫外線により退色します。
涼しくて日のあたらない所で保管してください
。気温の高い時期は濃い色が薄い色のシートに滲んで色移りすることがあります。ミツロウシートで作ったキャンドルも同様です。
使用に期限はありませんが、保存の際は色移り防止のため、直接重ねずに紙などを間にはさんでください。
また、重いものをシートの上に置きっぱなしにしておくとシートが伸びて形が変わってしまうことがあります。
*長時間水に浸していると色が抜けます。

ミツロウシートのキャンドル、基本の作り方をみる